火事なのに、「避難したいなら年休使って」
オークランドの観光名所の一つ、スカイタワー横に建築中だった国際会議場で昨日の午後1:15に火事が発生しました。
今朝、タワー近くを高速道路を通ったら、まだ黒い煙が出続けていていて、20時間以上も燃え続けてる!とびっくりしていましたが、30時間経った今も、まだ鎮火できていません。
オークランド中心部は、煙の匂いがしていて、大気汚染の注意報が出ています。
さて、上の記事。
この火事現場に隣接するビルで働いていた人たちは、オフィスに強い煙の匂いがしてきたことに気づいたそうです。
それでもそのまま避難せず、火事発生から1時間半が経過してからやっと別の場所に一旦避難。
すぐに社員を帰宅させた部署、「上司の指示を待とう」と待たされた部署、そして何と「帰宅する場合は年休 (annual leave) を使うこと」と人事課に言われたところがあったそうです。
年休を使って、と言われ、帰る人はいなかったそうです。
そして火事発生から2時間半経過して、帰宅しても勤務扱いになるという決定があり、社員は帰宅。
ケチな会社!
従業員も、会社のために頑張る気はなくなるね。
有毒ガスも発生していたから、早く火から離れた方が良かったと思いますが、会社の指示が遅く、社員側も上司のご機嫌を損ねたくなかったんでしょうか。
幸い、人がいない建築現場が火元だったせいか、死者は出ていません。