国と軍隊
先日、息子の学校で就職と進学フェア、のようなものがあり、行ってきました。
大学で行きたい学部があるのなら、こんな科目を高校でとっておかないといけませんよ、とか、先生や大学の人たちが説明をしてくれます。
デザイン学校や、建築、配管工などの職業訓練校のブースもありました。
しかし、大変驚いたのは、軍隊のジュニア版、カデットのリクルートブース。
名護でも自衛隊の勧誘ポスターなんか街中で見かけましたが、公立高校の進路についてのイベントに、自衛隊のブースが出ることはちょっと考えられません。
近所のスーパーでもらうレシートの裏には、いろいろ広告が印刷されています。
この、cadet というのは、ボーイスカウトの軍隊バージョンのようなもので、13歳以上だと参加できます。給料は出ません。
パレード参加や、軍隊の練習みたいなことをして、規律的な生活を学んだり、リーダーシップのスキルを身につけられますよ、ということのようです。
どうやら、クラスを受講したり、ある年齢に達したりすると、給料がもらえるオフィサーに応募できるようです。
軍隊を身近に感じてもらい、若者に兵士を職業としても考えてもらえるような工夫なんだと思います。
日本は「軍隊」へのアレルギーがありますから、このように軍事を当たり前のように考える社会を見ると驚きますし、どう考えればいいんだろう、と戸惑います。