Uber ドライバーの話 パキスタン編
今日のドライバーはパキスタンから15年前に移民した人。
今日は天気も良く、明るい風景を眺めながら10分ほどのドライブ&トーク。
「パキスタンはインドと国境争いがあるんですよね?」
「そうそう。南北朝鮮と一緒。元々は、イギリス統治期に争いの原因が作られたんだよ。イギリスの植民地支配に反抗する勢力を強くしないように、インド内のヒンズー教徒とイスラム教徒とを対立させるようにけしかけたんだ。アメリカなんかも良くやる手だけど。インドとパキスタンは、話し言葉はほとんど同じ。通じ合える。ただ、書く時の表記文字が違うだけ。」
「じゃあ、ニュージーランドでは、パキスタン出身者とインド出身者は混ざり合ってたりするんですか?」
(苦笑いしながら)「それが、きっちり分かれてる。もちろん僕にはインド人の友達も多くいるけど、コミュニティーは分かれてる。」
そうなのかあ、と考えながら、ついつい聞いてしまった。
「ところで話は変わりますが、お勧めのインド料理屋は?」
「おいしいところ、色々あるけど、さっき通り過ぎた Sandringham というエリアにある Paradise Indian Food が美味しいよ。」
「高級な店?」
「いや、affordable (お手頃)だよ。とても美味しい。」
しばらく会話がなく、目的地に到着した。停車した後に、
「take-away で、Mutton Biryani が11ドル。あれは美味しい。」
と教えてくれた。
娘は、「食べ物のことを真剣に考えている感じのいい人だった」と言っていました。