ニュージーランドの郵便事情
先日、隣の家の白人の男の子が「間違えて配達されたので、もってきました」と段ボールをに入った荷物を持ってきました。
宛名には中国名がありましたが、住所は全く違いました。
この荷物は受け取りのサインが必要だったようですが、きっと分からず、お隣の子供がサインしてしまったのでしょう。
「お隣はどうやら中国人が住んでるようだ」
というだけで、中国名を見て持ってきたんでしょうね。
結局、大家さんが車で本来の受取人のところまで荷物を持って行きました。
しかし、郵便局、いい加減です。
通りの名前も番地も、何も似ていないのに、適当に配達しちゃうんですね。
私も、いくつか届かなかった郵便があります。
ワーキングホリデーでフランスから来ている人が、「フランスでニュージーランド流に仕事をしたら、5分で上司に怒られる」と言っていましたが、本当に適当なんでしょうね。
こんな話から、「ニュージーランドって、のんびりしていてお茶目!」なんて思ってはいけません。
そんな職場環境が多いにしても、仕事を探すのは大変。
新卒はオーストラリアの方がずっと就職しやすい、と出て行く人も多いです。
オーストラリアもニュージーランドと同様に家賃や物価は高いようですが、収入は断然いいらしいです。
社会問題もあります。
青少年(15−19歳)の自殺率は、日本の約2倍。
貧困や家庭内暴力なども深刻で、国連などからも注意を受けています。
日本で宣伝されているニュージーランドは、はっきりと分かれた格差社会の上層ばかりかもしれませんね。
ちょっと大雑把に言うと、有色人種と白人の格差が、ほとんどそのまま貧富の格差に一致している感じに見受けられます。