Auckland ダイアリー

皆様ご無沙汰しております。引っ越しの際は大変お世話になりました。本当にありがとうございました!遠くなりますが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

去る人、来る人

これから日本に引っ越すあるニュージーランド人男性の話。

10年ほど前、東京で英語教師をしていたそうです。給料は低かったけれど、それなりに貯金もできて、楽しかったらしいです。4、5年して、故郷のオークランドに戻ってきたら、昔の友達とは話が合わなくなったり疎遠になったりしてしまったそうです。

"Coming back was harder for me" (戻って来た後の方が、キツかった)ということらしいです。気持ち的にも、故郷が違うところになったように感じるのは、悲しかったようです。オークランドでの生活では高い家賃や物価のせいで、東京で貯めたお金も底をついたそうです。それでオークランドを離れ、もう一度東京で生活することにした、とのことでした。オークランドの冬は最悪だよ、とも。今、冬が始まるところですが。。

 

それから、大阪からシェフとしてニュージーランドで8年暮らしている日本人女性の話。

彼女は大阪の繁華街で生まれ育ち、ニュージーランドの田舎っぽさが好きだ、とのことです。それから、女性として生活するのは日本より楽でいいとこと思いますよ、とおっしゃっていました。

 

15年前、インドから大学生として来た人。最初は、ニュージーランド人の個人主義的な人付き合いが冷たいしつまらないと思い、早くインドに帰りたいと思った。インドでは、もっと大らかな大人数の集まりや遊びをするらしいです。でも、15年暮らし、帰りたい、という気持ちと、残ろうかな、という気持ちは半々になっている、とのこと。

 

中国から四人の子連れで引っ越してきたお母さん。中国の学校教育が合わず、身体が弱い、と言い訳をしてホームスクーリングをしていた。去年は英語が全くできない自分が一人でニュージーランドで英語学校に通い、今年は大学院に入学した。これは、奇跡のようなこと。本当に去年は英語が分からなかった。大学院生になると、子供たちは無料で公立学校に通える。それで子供達も連れて来れた。夫は英語が全くできないので、中国とニュージーランドを行ったり来たりしている。ニュージーランドの人は優しくて、引っ越してきて良かったと思っている、とのこと。

 

私も、「どう?ニュージーランドは住みやすい?」と日本の友人に聞かれたりしますが、正直、まだまだサバイバルな日々で、引っ越しの決断が良かったのかどうか、怖くて考えられていませ〜ん!